ごあいさつ
陶器店の4代目として育ち、予備校講師として働き、そして医師になる
あらきクリニック 院長 荒木 克哉
私は天神橋3丁目商店街のこの地で荒木陶器店の4代目として育ちました。幼少期は陶器店を継ぐものと思っておりましたが、いつの間か予備校講師になっておりました。ところが、父が神経難病を発症したことをきっかけに一念発起し、大阪大学医学部に再入学、いまでは神経内科の専門医および医学博士となりました。 この度、陶器店の廃業に伴い、この地で内科・脳神経内科・リハビリテーション科のクリニックを開業することとなりました。業種は大きく変わりますが、120年余り続いた陶器店同様、皆様に愛されるクリニックとなれるよう、地元の皆様のお役に立つ医療サービスをご提供したいと考えております。
「身体のことで困ったら、とりあえず、あらきクリニックに行けば、なんとかなるやろ。」
そんなクリニックになれるようにがんばります。
荒木陶器店2代目
荒木陶器店3代目
2019年10月末 閉店
経歴・資格
1993年 | 地元の堀川幼稚園、堀川小学校、北稜中学校と進学し、大阪府立北野高等学校を卒業 |
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1998年 | 京都大学理学部(物理学)を卒業 |
1999年 | 京都大学大学院理学系研究科(物理学第1分野専攻)を中退 |
2007年 | 大阪大学医学部医学科を卒業 |
市立池田病院で初期研修 |
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2009年 | 市立豊中病院で神経内科医として後期研修 |
2011年 | 大阪大学医学部附属病院 神経内科・脳卒中科 医員 |
2016年 | 大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了(医学博士) |
市立豊中病院 神経内科 医員 |
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2021年 | あらきクリニック 開院 |
資格
日本内科学会認定 総合内科専門医・指導医
日本内科学会認定 認定内科医
日本神経学会認定 神経内科専門医・指導医
難病指定医
医学博士(大阪大学)
研究について
パーキンソン病とSPring-8(スプリングエイト)
私は得意の物理と医学の知識を活かし、兵庫県の西播磨にある大型放射光施設SPring-8の放射光を用いて、パーキンソン病患者の脳内にみられる直径10μm程度の異常蛋白質凝集体(レビー小体)の微細構造解析を行い、世界初の成果をいくつか報告しています。
パーキンソン病はアミロイドーシスの一種だった!?
最近の研究としては、2019年に米国科学アカデミー紀要(PNAS)に「パーキンソン病がアミロイドーシスの一種である」というこれまでの病気の概念を覆す論文を発表しました。この成果により、近い将来、アミロイドーシスの定義や教科書の記載が変更されるかもしれません。
陶器店の息子は予備校講師から医師になり、さらに医学研究者にもなっていました。
私は微細構造解析という手法を用いた基礎医学研究を得意としていましたが、一方で臨床医としても多くの論文や学会発表を行ってきました。ご興味のある方は下のボタンをクリックしてください。